Synopsis

サバンナの西のはずれ。 風の通り道に暮らす一頭のカバは、のんびりと沼で過ごしていました。 ある日、砂煙を巻き上げて走り抜けるバイクを目にし、その音が胸を震わせます。 ――「ぼくも、あのブルルンルンに乗ってみたい!」 外の世界を追いかけて旅に出たカバは、 アルマジロにも、ダチョウにも、インパラにも乗ってみますが、 どれも ほんとうのブルルンルンではありません。 そんな折に出会った一頭のシマウマとの道のりが、 カバを少しずつ本当の旅の場所へ導いていきます。 これは、 形を探す旅から、心が走り出す旅へ そっと移り変わっていく物語。 読み終えたあと、あなたの胸のどこかでも 小さく「ブルルンルン……」と響きはじめるかもしれません。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu10/27/2025
  • Current風のなかのブルルンルン ―心が走り出す音―