Synopsis

ある秋の、雨の夜。静かな古民家カフェは、もう少しで店仕舞いの時間。 店内には常連の青年と、店主の佐倉亨(さくら・とおる)だけ。 そしてカウンターには、飲みかけのコーヒーと、ひと口分残ったケーキ。 亨は密かに青年に思いを寄せていたが、勇気が出ず、これまで雑談の一つもできずにいた。 雨が止めば、 ラストオーダーが過ぎれば、 ケーキを食べ終えれば、 また何も残らないまま、彼は店を出てしまう。 そう思った亨は、咄嗟に声に出す。 「試作品、召し上がっていただけませんか」

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Kakuyomu
Kakuyomu10/01/2025
  • Current雨の日にデビルケーキを