Synopsis
雨星 黒乃は死ぬことを決意していた。
何をしてもうまくいかず、生活はカツカツで頑張っても収入が上がる見込みがない。
自害を決意して、樹海と呼ばれる地域へ赴くと、一人の幼女に出会った。
こんな森の中に? なんで? 心中に巻き込まれた生存者なのか? と思っていると、幼女が消える。
お前はここで何をしておるのだ?
幼さが残る声音は威厳を感じさせる音圧を帯びて、背後から声をかけられる。
黒乃は驚いて振り返ると、先ほどの幼女が背後にいる。
驚きつつも、「これが幽霊か」と呟くと、幼女は顔をムッとさせて、黒乃の脛を蹴り上げる。
思った以上に痛く、クロノが驚いていると幼女は抗議する。
「我は野良神や旅神と呼ばれる存在じゃ!!」
黒乃は困惑しているが構うことなく幼女は、これも何かの縁じゃな。お前の家に数日泊めてくれと言われる。
最初は拒否しようか? と思ったが、不思議とまぁ数日ぐらいならと、家に連れて行くことにした。
幼女と数日過ごすと、黒乃の部屋が気に入り、ここを社にすると言い出した。
そんな金はないというと、しょんぼりして見せる。
なら、ここを出て行く前に、お前にお礼をしてやろうと言い出し、黒乃が異世界転生ものが好きであることを知っていたため、幼女は黒乃にどんな世界に行きたいのかを尋ねた。
黒乃は、昔、遊んだゲームに出てくる翼人族やエルフ族、獣人族に会ってみたいからそういう世界に行きたい。
できれば、自分が思うチート能力も欲しい というと、幼女は全部は無理だが、できるものなら授けるが、これから行く世界の知識や言語なんかをお前にぶち込むから、相当な苦しみを早ければ二日、遅ければ一年は味わうことになるがいいか? と尋ねられるも、黒乃は、どうせ死のうとしてたんだ。別に構わないという。
それと同時に、光に飲まれていく。
遠くで幼女の声がする。
頭の中を本棚に見立てて整理するといいぞ〜 とのことであった。
果たして黒乃は、どんな冒険をするのだろうか?
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