Synopsis
あらすじ
侯爵令息であるケレンは八歳の頃に頭を打った影響で、ここが前世で読んでいた本の中であることに気づく。悪役令息である自分が幼馴染の護衛騎士ヨルドと共に皇太子から断罪される運命であることを思い出し、前世の知識を生かして自分とヨルドの運命を変えることを決意する。ケレンの婚約者になるために侯爵家へと引き取られてくるヒロインのアメリアと婚約したことがふたりの破滅を招く元凶だと思い、父から勧められた婚約を同性の想い人がいるからと嘘を吐き回避に成功する。
安心したのも束の間、ケレンが運命を変えたことにより皇太子ライオネルが三人の通うアカデミーに入学してくることに。これはアメリアと彼をお近づきにするチャンスだと前向きに捉えるケレンだが、肝心のアメリアにはライオネルに惹かれている様子がない。ライオネルから誘われた情報交流会に参加したケレンは、アメリアとの婚約の可能性を否定するために同性の想い人がいることを大勢の前で白状する羽目になり、ケレンを目の敵にするクラスメイトのブラッドリーからあることないこと吹聴されてしまう。それをよしとしないヨルドから恋人のふりをしようと提案されたが素直に頷くことができない。実は前世の姉がヨルドは絶対にケレンのことがすきなのだと断言していたことも同時に思い出していたのだ。その上でヨルドからの柔らかな思慕を向けられていたケレンは気づけば彼に淡い恋心を抱いてしまい、大切な彼を巻き込みたくないと葛藤する。
そんな折、体調不良で倒れたライオネルを助けたことで彼の中に巣食う呪いの存在に気づく。ライオネルは呪いをかけられていたのだ。ケレンとアメリアの魔力がその呪いに有効であることがわかり、アメリアが闇を抑え込むことに成功する。ふたりきりでいるうちにアメリアとの恋が芽生えないかと期待するケレンを他所に、婚約者になれと迫ってくるライオネル。想っている相手がヨルドだろうと言われて片想いだと誤魔化すことに成功したものの、ヨルドから文句が言えない立場は嫌だと懇願され彼と恋人のふりをすることに。一気に態度が甘くなったヨルドに、気を引き締めていないと勘違いしそうになるケレン。
そんな中開かれた舞踏会でライオネルが思いの外闇に苛まれていることが明らかになる。ブラッドリーからライオネルがケレンを手に入れるためになにか画策していることを知らされ、対策を練ることに。侯爵邸へと証拠集めにやってきたライオネルに押し倒されてしまったケレンは、アメリアの機転で間一髪難を逃れる。皇太子を殴り飛ばしたヨルドを心配していたケレンに人の心配をしている場合かと呆れるヨルド。お前などどうにでもできると押し倒され、つい募った想いを吐き出してしまう。人の気も知らないでと抱き寄せられて同じ気持ちを抱えていたのだと知ったケレンは、ふたりのハッピーエンドを目指すためライオネルの呪いと対峙する決意をする。
登場人物
・ケレン=ロックウッド(16) …侯爵令息。前世の記憶を持っている。ヨルドとしあわせになりたい
・ヨルド=テディ(17)…子爵家次男。ケレンの幼馴染で護衛騎士。ケレン至上主義
・アメリア=リデル(16)…男爵令嬢。原作のヒロイン
・ライオネル=グレンラード(19)…皇太子。原作でケレンとヨルドを断罪した張本人。
・エスクア…ライオネルの護衛騎士
・ブラッドリー…伯爵令息
・アシェル…隣国の王弟でアメリアの父親
2025/10/08改稿完了。
Serialization Info
Web Novel