Synopsis


 
 もう一度、彼に会う為に、天国に向かった。
 もう一度、逢える様にと祈り、徳を積んだ。筈なのに‥‥

 約半年前、事故を起こしてしまい、掛け替えのない親友を失ってしまった敦紫は、墓参りにと、親友が生まれ育った故郷にやって来ていた。そして、事故を起こしてしまった場所に出向くと、そこには‥‥

 その道筋は、見えぬ誰かが歩いていた場所かもしれない。
 長く険しい道、速度も歩幅も違えば、交わる事などない。

 これは、単なる偶然が呼んだ軌跡の物語。
 異世界と言う概念をひっくり返す物語。

 頑固な敦紫は、知らず知らず誰かが起こした行動、作った道を無意識で歩いている。追うように想うように、音を鳴らし、足跡を辿っている

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