Synopsis
『恋の各駅停車』
窓辺に映る
見知らぬ横顔
ひと駅だけのすれ違いが
胸の奥に小さな波紋を残す
発車のベルは
約束の鐘にも
別れの合図にもなる
手を伸ばせば届きそうで
それでも扉は閉まってしまう
けれど
列車は止まらない
愛を探す人々を乗せて
次の駅へと走り続ける
あなたと出会った奇跡も
ほんの一瞬だったはずなのに
その時間は
私の一生を温める灯になった
――恋の各駅停車
ゆっくりと
惜しみながら
恋い慕いながら
未来へと進んでゆく
Serialization Info
Web Novel