Synopsis
「――これが最期でも、あなたはあなたであってほしい」
そう名づけられたカクテル《Final Ember》を、一人の女が傾ける。
職を失い、未来も金も消え、吉祥寺の街をふらついていた深夜二時。
死に場所を探してたどり着いたのは、曇りガラス越しに光る小さなバー《Ashveil》。
中で待っていたのは、モノクルに白髪、杖を携え、『脚本の魔術師』を名乗る謎のマスターだった。
詩と酒、そして魔術的な言葉が織りなす、終わりから始まる夜の寓話。
死にに来たはずの夜が、少しだけ続いてしまった物語。
Serialization Info
Web Novel