Synopsis
没落寸前の貧乏子爵令息、レイフ・エムズリーにはある悩みがあった。
それは、運良く就職できた職場(王立学園医務室勤務)に、騎士団きっての剣士で騎士科の特別教官である侯爵家次男のフィランダー・マグワイアが頻繁に怒鳴り込んで来ること。
原因は彼の弟。サボり魔で医務室常連の騎士科一年生、イーデン・マグワイア。
彼を連れ戻しにやって来るフィランダーに、なぜかいつもイーデン以上に鋭い眼差しを向けられ困惑しているレイフ。
おまけにやって来るたびにフィランダーからは必ず嫌味のような小言をグチグチと言われる始末。
───…あれ?なんかイーデン君より、僕の方がマグワイア閣下に怒られてる時間、長くない…??
一番の原因のイーデンは訳知り顔でにこにこしているばかりでちっとも反省の色が見えない。
弟を連れ戻しに来たはずの閣下は彼が先に出て行っても、なかなか医務室から出て行こうとしてくれない…。
学園での居場所がここしかないレイフには他に逃げ場もなく、ただ我慢するだけの毎日が続いていた。
そんなある日、同僚の教師にレイフがしつこく絡まれていると、医務室でもないのに何処からともなくフィランダーが現れ……………
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