Synopsis

山奥の廃校で見つかった一冊の古びた帳簿。そこに記された名は次々と空白に削ぎ落とされ、痕跡さえ残らない。 帳簿を持ち帰った解体作業員の川原は、やがてその「空白」が自らの名へと迫っていくことを知る。 存在は記録と共にしか続かない。名が失せるとき、家族も友人も、誰一人としてその人を思い出せなくなる——。 記録に刻まれた名と、記憶に残る人とのあいだを断ち切る不気味な恐怖。 読後、あなたは自分の名前を声に出さずにはいられなくなるだろう。

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Kakuyomu
Kakuyomu08/19/2025
  • Current名は失せ 古びた帳の中