Synopsis

裁判にキッチン?——あります。 元・宮廷パティシエの弁護人リュシアは、台所ごと裁判に連れていく変わり者。 相棒ヨナの記録とフェンネル博士の“味の科学”を武器に、同条件で作って比べる実演で、公正な一口を作り出す。 検察官マルローと火花を散らしつつ、王妃と首席判事の前で“甘さの裁き”が動き出す。 始まりは王妃の茶会での騒動。 濡れ衣をかぶった新人職人、皿の上に残ったわずかなサイン。 リュシアは言葉だけでなく手順で語り、観客の前で真実を立ち上がらせていく。 やがて事件は、菓子ギルドや規格の闇へ。 見た目や名札に左右されないための新しい審理を模索しながら、毎話ひと皿、実験して、証明して、ひっくり返す——法廷×グルメの連作ミステリ。

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