Synopsis
婚約ために私は王国にやってきた。婚約する王子は私の初恋の人。けれど王子から向けられたのは憎しみの眼差しだった。そして王子は言った「姫を愛することは決してない」と。
だから私は決めた。王子が愛する聖女と結婚できるチャンスを、王子が幸せになるチャンスを私が作る。そのためには私が、王国より利益の多い相手と先に婚約してしまえばいい。帝国では底辺の姫である私に一件だけあった婚約の申し込み、それを使う。相手は、悪魔に容姿が似ていると忌み嫌われる魔族の王。そして、魔王の婚約者は生贄と呼ばれている――。
はずなのだけど。
魔王は言った。「姫を俺の生贄として生涯大切にすると誓う。」……生贄を生涯大切にしてどうするの?人生の最期にむしゃむしゃ食べたいってこと?
魔国に行けば、生贄である私のお仕事は魔王陛下とティータイムをすることだった。でも。……なぜ陛下は私と一緒にいると嬉しそうなの?やっぱり、生贄としてむしゃむしゃ食べたいってこと!?
*シリアスなのは最初だけ。あとは魔王との異文化交流が巻き起こすただのコメディです。
*この話だけで読んでいただけますが、関連小説として「私の護衛騎士の言うことは時々、とんでもない」もあります。
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