Synopsis

1905年、アメリカ・ポーツマス。 日露戦争を戦い抜いた日本は、財政と兵力の限界に追い込まれながら、宿敵ロシアとの講和交渉に挑んでいた。 主人公・北條新仁は、懐中時計に導かれて異国の地に立つ。 彼はAIスマホを駆使し、世論を動かし、交渉の台本を練り、必死に「賠償金を取らせる」ため歴史を変えようと足掻く。 だが、大国ロシアの厚い壁は揺るがず、条約は史実通りの不平等な講和に終わる――。 それでも彼は、一人の給仕の少年を救い、その小さな未来を動かした。 大きな歴史は動かせなくても、小さな歴史は確かに変えられる。 その積み重ねこそが、未来を照らす光になると信じて。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu08/23/2025
  • Current時輪の記 第七話 不平等の和平 ― ポーツマスの幻影