Synopsis
八重姫は、祝言の夜、滝壺に身投げをしようとしていた。実家での冷遇に次ぐ冷遇の果て、妹姫に愛する男を奪われたのだ。もはやこの世に未練などない……、と思い詰める姫の耳元で、目に見えぬ何かがささやいた。「おや、美しい花嫁だ。死ぬつもりなら、我が妻とならぬか?」 やけくそで「はい」と答えた八重姫は、水底にある不思議な御殿に引きずり込まれる。待っていたのは、滝と同じ名前を有する、輝くばかりの美青年だった。「よくぞ参った、花嫁よ。ひとたび妻となったからには、決して我から逃れられると思うなよ」…… 愛が重たい水龍の神に嫁いだ姫の物語。
Serialization Info
Web Novel