Synopsis
新堂蓮は、クラスの中心にいるリーダー的存在だった。
しかしある日を境に、彼は周囲の顔や名前を「知らないもの」のように感じはじめる。
見知ったはずの光景が、まるで初めて見るかのように――。
それは「ジャメヴ」と呼ばれる現象に似ていた。
蓮は次第に、友人も、日常も、少しずつ遠ざかっていく恐怖に苛まれる。
そんな彼のそばにいたのは、恋人の真白花音。
「忘れられても、私は蓮を好きでいるから」
彼女の揺るがぬ想いは、蓮にとって唯一の拠り所となっていく。
記憶がすり抜ける世界で、ただ一つ確かなもの――。
それは、愛されているという事実だった。
切なさと優しさが交差する、日常の中の不思議なラブストーリー。
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