Synopsis

奏太は認知症の祖母と暮らしている。 三年前、高校二年の夏休み、近道しようとしたら住宅街で迷ってしまった。 さんざん迷ったあげく、住宅の裏側に広い通りまで抜けられそうな隙間を見つける。 横向きで人一人通るのもやっとという狭さに躊躇するが、暑さで限界にきていた奏太は隙間を進むことにした。 制服は汚れ肌に擦り傷を作りながらも、何とか抜けられそうだと思ったとき── 平凡な日常を形にしたような個性のない住宅街。 ただ裏側には、目に映りながら無関心という墓場に埋没し、廃棄もされず忘れられた物が溜まっていた。 隙間の道が通じていたのは── 奏太は静けさの中で声を聞く もう抜け出せない……譲るしかない

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Every Star
Every Star02/06/2023
  • Current隙間にいる