Synopsis
この呪いは、誰のものだったのか――
夏。転校先の霞守《かすもり》町で、少年・真神 漣《まがみ れん》は“白い少女”と出会う。
彼女の名は、天野 真白《あまの ましろ》。
他人を拒むようにひとり生きる彼女の背後には、人には見えない“影”があった。
この町には、形なき呪い=魔が満ちている。
それは人の心の闇に巣食い、感情に共鳴し、やがて人格を喰らう“影魔(えいま)”と呼ばれる存在。
そして漣は、その魔を祓う最後の血族――**祓魔師(ふつまし)**の少年だった。
「祓うだけじゃ、救えない。
だから俺は、魂に触れる――癒祓《ゆばらい》する」
孤独、憎悪、虚無、依存、嫉妬――
少女たちに取り憑く呪いは、それぞれの“心”から生まれたものだった。
すべての少女を救うため、漣は術式を組み、魂と共鳴し、
そして“影”の奥にある本当の願いを見つけていく。
だがその先には、この町に封印された最大級の災厄――
黒ノ咎(くろのとが)
が目覚めようとしていた。
人の形をした呪いがすべてを喰らう前に。
誰ひとり取りこぼさず、すべてを救うために。
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