Synopsis

高三の朝、図書室の古い写真の中から級友・如月紗耶の顔だけが消えていた。名前は掲示板から消え、クラスメイトの会話に紗耶の存在がまるで最初から無かったかのように混ざらない。そんな覚悟になったとき、主人公・**明堂(あきらどう)由比(ゆい)**は自分だけが「見える」現象に気づく。 彼女が“見える”のは、誰かの深い寂しさや嘘が形になった「不可視症候群」を帯びた人々――社会から段々と消えてゆく人々だった。由比はその存在を「拾う」ことで、相手の失われた記憶の断片を虚構から取り戻す手伝いができる。だが、その代償は小さくない。代償を払って救われた人は、別の何かを失うこともあるからだ。 由比は紗耶を救うため、そして自分の「見える力」の正体を知るため、毎巻一〜二の“不可視症候群”案件を追いながら、クラスの人間関係、ネット文化、家族問題、身体イメージ——現代の“見えない痛み”を一つずつ照らしていく。恋と友情と後悔が絡み合う中、最後に待つのは“あの日”の真実だった。

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Syosetu wo Yomou
Syosetu wo Yomou08/09/2025
  • Current『消えない君、見えない世界──青春不可視症候群』