Synopsis
遠い昔、惑星規模の異常気象とそれに伴う国家間・大陸間紛争によって人の住めない土地となった星・揺籃球。
とある分子生物学者と生物化学者、そして植物学者の三人──のちに三賢人と呼ばれる科学者たちは失われた美しい自然を取り戻すべく、次世代再生種子「ククノチシード」を開発する。
その発芽実験の際に起きた、想像を絶する緑の大氾濫──「大萌芽」。それによって、世界は緑に没した。
それからおよそ四百年が経った、和深暦二四七二年。
人々のモラルはありし日の平和な時代とは比べ物にならないほど荒廃し、衰退。
“力を持つ者”──山賊団、商人ギルド、あるいは武装した個人が率いる独裁組織──が幅を利かせる「戦獄(せんごく)時代」となっていた。
廃材で作られたパイプガンを手に食糧と水、燃料を求めて暴れ狂うならず者。
人類に残されている理性をどうにか保とうと、武力で秩序を構築せんとする勢力。
限られた安全圏を守るため武器を取る者たち──。
そんな時代──。
軍の強化人間プロジェクトに参画し、およそ四百年の冷凍睡眠に浸っていた元陸軍少尉・夜行澪桜(やぎょうみお)は、旧時代の生存管制コンピュータの中枢管制の制御から外れ、それでもなお主人たる澪桜を見守り続けたシエルに見守られながら目を覚ます。
目を覚ました彼は移植した強化細胞の影響で若返り、ナイスバデー──というか、わがままスケベボデーに女体化。
困惑と混乱の中、シエルから事情を聞き、どうにか生きながらえるため、まずは残されたわずかな資材でシエルのためボディを製造する。
そして残された資材を武装装甲キャブコンに詰め込んで、苛烈な外に世界に飛び出していく。
緑に没した新世界──。
四百年という激化していく世界の中で進化・適応した化獣と呼ばれるモンスターたち。
そして恐るべき武装集団が蔓延る世界で、彼らは武器を手に、そこで生きる者たちの意志に触れていく──。
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