Synopsis

「204号室には入るな」
鍵を受け取る瞬間、不動産屋は真顔でそう告げた。理由を聞いても答えず、視線は窓の外へ。そこには、曇った金属のドア。鍵穴だけ新しく、中央に小さな白い手形がこびりついていた。風もないのに、ドアがわずかに揺れた。胸の奥にざらついた不安が残ったまま、俺は205号室の鍵を回した。

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Alphapolis
Alphapolis08/08/2025
  • Current204号室には入るな