Synopsis
静寂とは孤独だ
それをこのコロナを患った1週間
まじまじと見せつけられた気分だった
私にとって
小説は一種の文字起こしだ
頭の中を登場人物が動き回り
情景が流れて
言葉が生まれる
でもコロナは
私の中にいる人たちさえ
まるで感染してしまったかのように
孤独にしてしまった
"女々しい"という言葉がある
こんな時代に私自身、使うことすら不本意ではあるが
気持ちや体力が弱々しいこと
すなわち
今の私に他ならない
寂しい 辛い 悲しい
孤独がもたらす感情は
そう簡単には顔を出さない
最初は無害なフリをして
むしろ優しい言葉をかけてくる
孤独でも大丈夫だと
孤独は怖くないのだと
そして
自らが差し伸べた手で
唯一の救いだと掴もうとした私の手を
孤独は笑いながら払い落とす
負の感情が肥大すればするほど
孤独は私を見てほくそ笑む
予定通りであると
そんな孤独を
八つ当たりのように
私は書き殴っただけである
理不尽な孤独に
意地悪な孤独に
顔を見て一言
負けないからと言うために
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