Synopsis
ーーその名を呼ぶな。ただ、光を憶えていろ。
明治三十六年、日本の山間にひっそりと残された神社で、志乃はひとつの決断を下す。
「祀る者がいなくなっても、神さまは神さまでいてくださるように」
異国に嫁ぐ彼女は、ひとつの御神体を海の向こうに持ち出した――。
時は流れ、現代ロンドン。留学生の匠は、奇妙な既視感に導かれ「火の祭り」の只中で狐面の少女を目撃する。
それは、遠い国から届いた祈りの名残か。それとも神が現れたのか。
炎の中でふたたび出会う「祈り」の物語。
※カクヨムにも投稿しています。
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