Synopsis
なんの取り柄もない小学生、中山晴(なかやまはる)は、今日も給食でトマトを残した。
いつものことで、クラスメイトは気にも留めない。だが、学年が上がるたびに「1口でいいから食べてみよう。」と言われる。
みんなからの期待に応えたい一心でトマトを食べるが―——気付いたら、異世界に来ていた!!
晴が目覚めたのはトマト王国の辺境の村———そこの村長に、村人と協力して、人間を脅かす存在である魔物からトマトを守るよう頼まれる。
でも、トマトが嫌いな晴はその村から逃げ出し、森に迷ってしまう。そこで出会った魔物に襲われそうなとき―——魔物は逃げ出してしまった。
なぜ?疑問に思った時、目の前に小さなトマトの妖精が現れた!!
どうやらトマトの妖精は、晴が今まで残したトマトの魂が集まって誕生したらしい。
そして、晴に考え直してほしい、ということで村に帰る。
村に帰ってみんなに謝ると、笑顔で受け入れてくれて休憩......するのも束の間、魔物の集団が、村にあるトマトの半分を食べてしまう。
みんなが悲しむ中、トマトが嫌いでも村人にお礼をするため魔物と戦うことを決心する。
魔物の襲来を村人と退けた後、村には平和が訪れた―——。
しかし、元の世界に戻れない。晴は異世界人だと察した村長は、転送装置のある王都へ行くと良い、と助言した。
トマトの妖精と一緒に王都へ向かう―——それは数々の困難に対処する必要があることを示唆していた。
それでも、元の世界へ帰るため、晴と妖精は森へ踏み込む。そこには、一度出会ったことのある魔物がいた!
戦いと闘争の末、持ってきた食料はトマトだけになってしまう。嫌いだけど生きるためには仕方がない。トマトを口にしようと―——。
妖精は止める。今トマトを食べてはいけない。
妖精は言う。渋々食べるトマトよりも。
妖精は続ける。自分が食べたいと思った時に食べたほうが。
妖精は笑顔で。よっぽどおいしい。
妖精は一人で戦いに行く。
そして見事、魔物を撃退した。
晴たちの冒険はまだまだ続く―——。
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