Synopsis
例えるなら…私という花の始まりは…母の血で染められた…おくるみの中からだった。
ギリシャ神話の中の逸話…アドニスが殺され、流された血から咲いた花…『アネモネ』…それに似ていた。
生後3ヶ月過ぎから児童養護施設で育てられた実優。
彼女が施設で教えられていた母の生い立ち。それは、母親は病死だと。
持っていたのは、生後間もない実優の誕生を喜び抱く、母の笑顔の写真…1枚だけだった。
どんな辛い事にも、その写真を見て、励みしていた。
児童養護施設から里親に引き取られ、七瀬実優として実の子の様に育てられ、才色兼備となっていた。
才色兼備ながらも、男性との付き合いなど全く興味無く、ギリシャ神話やローマ神話の逸話が大好きだった。
もっと色々と知りたいと願う実優は東大を受験し、合格。その合格を知らせる為に、十数年ぶりに立ち寄った児童養護施設。
そこで耳にした…。実母は病死ではなく、不倫相手から惨殺された事を…。
東大を諦め、地元私立の大学へと通いはじめた。
実優にとって、生まれて初めてのアルバイト。そのアルバイト先で知り合った男…本宮健吾。2人の距離は縮まり、付き合い愛し合っていく。
母の事件の内容を知れば知るほど…憎悪が増していく。
実優と健吾との関係は…どうなるのか?
※内容は、ギリシャ神話・ローマ神話以外は、フィクションです。
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