Synopsis
少年は鏡が怖かった。初めは驚きに満ちた、別世界を映し出す煌めく存在、そして、好奇心に導かれて鏡に夢中になっていった。しかし、ある時から、みんなが思っている鏡とは異なる世界が、ひょっとしたら其処には映し出されている、いや、存在しているのではと、そう疑念に駆られた少年は、来る日も来る日も鏡と対峙した。そして、ありとあらゆる角度から鏡にアプローチをし、それでも、やはり世間一般でいわれている鏡と同じ物を、自分だけが奇異な目で捉えているに過ぎない、そう結論づけようとした。しかし・・。
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