Synopsis
戦場で心を砕かれ、死をも考えていた青年ユウは、夢の中の声に導かれ、山奥の温泉宿を訪れる。
湯に浸かっても砲声と絶叫は脳裏から消えず、震える手は過去の影を物語る。
そんな折、湯煙の中で出会った竜人の客もまた、戦場から逃れた旅人だった。
わずかな会話の中に、互いの孤独と疲労が重なり、ユウの胸に静かな温もりが灯る。
夜更け、夢に現れた白衣の青年神は「ここを守れ、見届けよ」と告げる。
名を明かさぬその声に背を押され、ユウはゆっくりと、生きるほうへと歩き出すのだった。
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