Synopsis
人類から最も遠い場所──南太平洋の到達不能極、ポイント・ネモ。
2001年、旧ソ連の宇宙ステーション「ミール」は、その海域へ静かに沈んだ。
それから数日後、仏領ポリネシアの通信観測所で、奇妙な信号が検出される。
届いたのは、誰もいないはずの海の底から、雨音や水のせせらぎのような“自然音”。
それは、たしかに「何かの音」だった──だが、何のために、誰が送ったのかは分からない。
科学者クレア・ロランと、米軍の技術将校マシュー・コールは、
音の謎を追いながら、かつて宇宙を飛んだ遺物と、海底の静寂に向き合っていく。
全てが解明されたわけではない。ただ、そこに確かに“何か”があった。
──記録ではなく、記憶のような音。それは静かに、彼らの耳に残った。
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