Synopsis

「だいたい私は娑婆に舞い戻ったばかりなのだ。いくら講義を受けているとはいえ、見ると聞くとでは大違いだよ。もう一度、死にたいぐらいだ」 忌憚なき意見を述べると彼女は涙ぐんだ。「醜い姿で不快な思いをさせて…」 その潤んだ瞳を見て私は我に返った。無礼者は自分ではないのか。専門誌の編集者として数え切れないほど人と接してきた。その経験が私を叱責している。 「すまない。エンケラドゥス休戦条約だったか…。本物の”虚構世界人”と形而下で会話するなど、平成時代生まれの私には想像を絶する出来事なのでね」 数々の非礼を詫びると彼女はかしこまった。 「わたしは軍広報部の妖精、ローレンシア上尉です。戦前に没せられた方はみなさんそうおっしゃいます。だからこそ、曇りのない眼で歴史を見ていただきたいのです、。これから多彩な|広報写真《シージー》を用いていろいろな活動内容を紹介していきますね」 広報官がくれた資料には表題がついている。 プロジェクトローレンシア・イエローブックリポートVOL49~戦略創造軍特記事項

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Every Star
Every Star07/25/2020
  • Currentカノコイ~プロジェクトローレンシア・イエローブックリポートVOL49~戦略創造軍特記事項