Synopsis

高校生の「僕」は、背中にだけ悲しみに反応して輝く星を宿すようになる。同級生の佐々木だけがその存在に気付き、放課後の教室で二人は互いの背中の星を見つめ合う日々を送る。そのうち二人の記憶は、学校とお互い以外のすべてが曖昧となり、現実と幻想の境界があいまいになっていく。やがて佐々木の背中にも星が現れ、二人は互いの「宇宙」の中に存在しつつ、触れることができないすれ違いを感じ始める。  ある日、教室に自分と佐々木の「もう一人」が現れ、星を持たない普通の高校生として青春を生きていることを知る。彼らは過去の自分たちであり、星を背負い人間であり続けることの矛盾と孤独を象徴していた。  やがて星の力は膨大となり、世界そのものが揺らぎ、時間が逆行を始める。二人は過去へと遡り、自分たちが生まれた瞬間、すでに星の因果に導かれていたことに気付く。それは幾度も繰り返される出会いと別れ、愛と再生の輪廻だった。そして佐々木は「次の人生でまた会おう」と僕に微笑み、別れを告げる。  二人が宇宙の星となった時、新たな人生の始まりを予感しつつ、永遠の愛を約束しあい、光の交換によって新しい世界が幕を開ける。こうして「背中で泣く星」となった僕たちは、出会いと別れを何度も繰り返しながら、永遠にお互いを想い続けていくのだった。

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Every Star
Every Star07/27/2025
  • Current背中で泣く星の彼方へ