Synopsis
九州の港町に生まれた河上景子は、出世魚のように福岡、大阪、東京を目指していたが、福岡で心身ともに力尽きてしまう。故郷へ戻る汽車の中、偶然目にした「地域おこし協力隊」の記事に心惹かれ、行き先を四国の石山村に変える。右も左もわからぬ土地に飛び込み、農業や観光案内、地場産品の販売に奔走する日々。慣れない暮らしの中で手は荒れ、都会的な自分の姿は失われていくが、村の人々とのふれあいを通じて「百姓らしい手だね」と笑われるその言葉に、景子は生きがいを見出していく。やがて村のカフェの運営を任され、制度の枠を超えて地域に根を張る決意を固める。協力隊の任期が終わっても、景子はこの土地で生きていくことを選び、村人たちと共に石山カフェを再生。村の風景と暮らしに光を当てる“灯り”として愛されていく。都会では見つからなかった「自分の居場所」を、景子はこの小さな山村に見つけたのだった。
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