Synopsis
詩織と康太は本が好きな中学生。
学校の図書室だけがふたりの心の避難所だった。
家庭に安らぎを見出せないふたりは、日々言葉少なに寄り添いながら、ただ静かに本を読み続けていた。
ある夏の日、夕立は土砂降りとなり、帰宅途中だったふたりは学校近くのあずまやに雨宿りする。
家に帰りたくないという本音を、雨の音にかき消されながら交わし合う。水位が上がっていく中、彼らはそれでもなお、手を取り合い、本を読み続ける。
まるでこの場所が世界のすべてであるかのように。
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表紙byかんたん表紙メーカー
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