Synopsis

ここは現代日本。  今日も学生や社会人たちは勉強をするため学校に行ったり、仕事をするため会社に行ったりする。そうして彼らは仕事や学校を終え、必ず夜までには家に帰り着いている。  たとえどんなに仕事が中途半端でも家にその仕事は持ち帰り、たとえ放課後にどれだけ遊んでいても彼ら彼女らは絶対に夜までには家に帰り着いていた。なぜか?その理由は――――――。    この世界では夜になると「怪異」や「妖怪」といった化け物たちが活動を始める。  古来よりこの世界では「怪異」や「妖怪」(呼び方は国それぞれで違った呼び方をするが)といった化け物たちが夜になるとこの世界を闊歩していた。  奴らは、決して友好的ではなかった。平気で人を襲う存在であり、人を自らの玩具としか見ていない、人々の暮らしを安寧を脅かす化け物たちであった。だから人類は防衛のために夜には外を出歩かないようにした。  だが、奴らもバカではない。奴らは時々そうした家に攻撃を加え人を外に誘い出そうとあの手この手を使ってくる。それに対して人々は抵抗できず、ただその恐怖に耐えることしかできなかった。  そんな中、化け物に対抗できる力をもった人間が現れ、人間はその力をつかって力を持たない人々を守護してきた。  その力は後に「霊力」と呼ばれ、対抗する術をいつしか「霊術」と呼ぶようになり、対抗できる力を持った彼らを人々は「霊能力者」と呼んだ。そうして、現代では「霊能力者」は職業となり、力を持ったものは全員がその職業に就くことが義務化され、力を持たない人々を命がけて守ることが仕事となった。  昔は、力を持たない者を守ってくれる守護者として人々に感謝され、崇拝されていたこともあった。しかし現代では霊能力者は感謝こそされど、その力を国の戦力として利用されたり、ネットが普及したことで批判の的になるような時代になっていた。    我々の生きる現代世界に怪異たちが跋扈し、それに対抗するように霊能力者がいるような異なる世界。  これはそんな世界の中で生きる一人の男子高校生の日常の話。

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Kakuyomu
Kakuyomu07/17/2025
  • Current非日常的な世界は男子高校生の日常