Synopsis

最近俺は一つ年上のお姉さんとよくぶつかる。  例えば学校の廊下の角で。 「ごめんね、ぶつかっちゃったね」  体育館の入り口で。 「ごめんね、ぶつかっちゃったね」  家の近くの横断歩道でも。 「ごめんね、ぶつかっちゃったね」  駅のホームを歩いている時でさえも。 「ごめんね、ぶつかっちゃったね」  とにかく俺は様々な場所でお姉さんとぶつかってきた。何度も何度もぶつかった。その度にお姉さんは囁くのだ。 「ごめんね、ぶつかっちゃったね」  申し訳なさそうに微笑みながら、ミステリアスな雰囲気を漂わせて、何度もその言葉を口にする。  ――お姉さんは一体何者なのだろう。    そんな疑問を抱えながらも、今日もまたいつものようにお姉さんとぶつかる。

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Kakuyomu
Kakuyomu07/18/2025
  • Currentぶつかりお姉さん