Synopsis
激務で心身ともに燃え尽き、エリート部署から社内の「お荷物」部署である『総合企画部 特殊資料室』に異動させられた青山瑞季(あおやま みずき)。
彼女の目標はただ一つ、「定時で帰ること」。最低限の仕事だけをこなし、誰とも関わらず、静かに日々をやり過ごすはずだった。
しかし、その薄暗く、古びた資料室には先客がいた。文字通り「会社に骨を埋めた」伝説の社員で、死んだ後も律儀に“残業”を続ける幽霊の佐野さんだ。
怖くはない。ただ、ひたすらに生真面目なだけ。仕事から逃げたい今どきの女子社員と、仕事から離れられない昭和のモーレツ社員(の幽霊)。
奇妙な二人の共同作業が始まる。古い資料を紐解くうちに、二人は会社の記録の片隅に埋もれた人々の忘れられた物語を発見し、現代の社員たちが抱える小さな悩みを解決していく。
そして瑞季は、効率や成果だけではない「働くこと」の本当の意味を、佐野さんは「休むこと」と「生きること」の温かさを、少しずつ学んでいく。
これは、思いがけない場所で見つける、優しくて不思議な、お仕事再生の物語。
Serialization Info
Web Novel