Synopsis
文学部2年生の小日向澪は、フィルムカメラ片手に日常を切り取る、どこにでもいる女子大生。
将来の夢は旅雑誌のカメラマン。純喫茶でバイトをしながら、親友たちと穏やかな日々を送っていた。
そんな彼女の運命が変わったのは、4月の終わり。
駅前で劇団員を名乗る男性に声をかけられ、催眠術ショーの協力を頼まれたことがきっかけだった。
「ただ座っているだけでいい」
その言葉を信じて訪れた薄暗い楽屋。
銀色の振り子が、ゆらゆらと揺れる。
最初は何も感じなかったはずなのに、気づけば毎週土曜日、彼のもとへ足が向かうようになっていた。
服装が変わり、夢が変わり、人間関係が変わっていく。
「私、グラビアアイドルになりたいんです」
これは、私が「新しい私」になるまでの記録。
日記形式で綴られる、ゆるやかで取り返しのつかない変化の物語。
Serialization Info
Web Novel