Synopsis
わたしが余命を宣告されて、彼と付き合って、死ぬまでの出来事を、彼は小説に書いた。
わたしは今その原稿を、彼の目の前で燃やしている。
だけどわたしは、自分を創作の題材にされたことを怒ってはいない。むしろ、書いてくれて本当によかったと思っている。というか、執筆を依頼したのはわたしだ。わたしに彼を非難する理由はない。
それに小説は、とてもよかった。本当に、よかったのだ。だからわたしは、彼に心から感謝している。
それでもわたしは、彼の小説を燃やす。
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