Synopsis
*********
旦那様は不幸なお方です。
大変な美男でありましたが、両の足を悪くしてからは、そのご尊顔は不機嫌が常で、一日中書斎に閉じ籠るようになりました。そんな旦那様の僅かなサインに気がつけるのは、私ぐらいのものでしょう。
「手水ですか」
恥じるように頬を染めて頷く美男に、私はどうしようもなく心が乱されてしまうのです。
*********
つぶやき短編集
『不機嫌』×『サイン』より
*********
表紙デザイン 羽多奈緒(@hata_nao_)
Serialization Info
Web Novel