Synopsis
廃墟を巡ることを趣味とする大学生・槙野悠斗は、
山中の地図にすら載っていない“消えた集落”に足を踏み入れる。
そこにあったのは、奇怪な姿をした石像と、
忘れられた神の祠だった。
その日を境に、日常がゆっくりと軋み始める。
目に映る景色に、かすかに揺らぐ赤い影。
燃えるような熱と幻の声。
なぜか、火が近づいてくる。
それは偶然か、呪いか、それとも“祈り”か。
都市に拡がる未曾有の火災の果て、
悠斗が見る“もの”とは──。
視ることが、祈りとなる。
災厄の火が視る現代黙示録、『火祈』。
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