Synopsis

🌿 17歳の庭 蕾ひらく心

朝の光が 葉を撫で
土の匂いが 胸に満ちる
足元に広がる 緑の呼吸
わたしの庭は 今日も静かに目を覚ます

風が話す 名もなき声
葉が囁く やさしい記憶
心の奥に眠っていた 言葉たちが
少しずつ 音になってゆく

奇妙な蕾に触れたとき
ひんやりと 指先が目覚めた
冷たさの奥にある 小さな震え
それはきっと 悲しみの名残

だけど わたしは知っている
その震えも 生きている証
ひとひらの花びらが 空気を吸って
そっと 心に寄り添ってくれる

わたしの胸の奥に
まだ名前のない感情が
ゆっくりと 膨らんでいく
光のように あたたかく 確かに

目に映る 露の輝き
耳に届く 土の鼓動
鼻先をかすめる 命の香り
すべてがわたしを つないでいる

昨日までの不安も
重ねた迷いも
庭の土に還ってゆき
あたらしい色を芽吹かせる

17歳のこの場所で
わたしは 少しずつほどけていく
過去の痛みを 未来の蕾へ
心ごと 咲かせるために

そして いま
その花は
やわらかな音を立てて──
そっと 開いた

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Alphapolis
Alphapolis07/19/2025
  • Current17歳の庭 蕾ひらく心