Synopsis
閉館が決まったプラネタリウムだけが、私の世界の全てだった。夏休み、そこに現れたのは、カメラを提げた不思議な少女・月島澪。「君を撮りたい」――そのファインダー越しに見つめられるたび、私の静かな世界は、音を立てて乱されていく。
撮られるだけだった私が、いつしか祖父の古いカメラを手に、彼女を撮る側になっていた。ファインダーを覗く君と、ファインダー越しの私。息が詰まるほど近いレンズ一枚分の距離で芽生える、名もなき感情。
切なくて、ままならない二人のひと夏の物語。
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