Synopsis

「それでどこに行ってきたの?」 ベッドに飛び込んだわたしを抱きしめて広田さんが聞く。五十年前のギターのコンサートの夜から。次はアルゼンチン? いいえ、25年前に広田さんと行った八甲田山に行こうか。 金婚式まであと二年。いつか来ると知っていた日が来てしまったけれど、昔飼っていた柴犬とタヌキのような猫と一緒に、わたしは旅に出る。いつでも広田さんが待っているから

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Kakuyomu
Kakuyomu06/27/2025
  • Current狸と柴犬と広田さんと