Synopsis

わたしは、悟った。
 好きな人と人生をすごそうなんて考えるのは、馬鹿げている、と。
 わたし、アサレアには二回ほど死んだ記憶がある。
 どういう因果か――もしかしたら、わたしの魔女の血がそうさせたのかもしれないけれど、わたしはどうやら、死んだら過去に戻ってしまうようだ。
 いつまでループが続くのかはわからないけれど、一回目の人生も、二回目の人生も、死んだ後に十六歳のわたしに戻っていた。
 そう――一回目の人生では婚約者、二回目では夫だった男から、プロポーズされる一年前に。
 そんなわたしの人生は、一回目も二回目も、思い出せばクソみたいな人生だった。

 まず一回目、わたしは、大好きな男、エミディオを庇って命を落とした。
 だが、これはまだいい。まだ、愛しい人を愛したまま死ねたから。
 問題だったのは二回目だ。
 一回目の人生で経験していたからか、運よく死を回避したわたしは、エミディオと結婚した。
 順風満帆な結婚生活…のはずだった。
 けれども結婚して三年目。
 わたしは夫に殺された。
 そして悟った。男なんて好きになるものじゃない。
 入れ込むから傷つくのだ。淡々と、そう、いっそ嫌いなくらいがいい。そんな男を選んで、三度目の人生、今度こそ生き抜いてやろう、と。
 愛や恋なんていらない。わたしは、死にたくないのだ。

 そう決意したわたしは、三度目の人生をもう一人の男と生きることを選択する。
 それは、わたしの大嫌いな幼馴染だった――

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Alphapolis
Alphapolis04/25/2025
  • Currentやり直し魔女は、三度目の人生を大嫌いだった男と生きる