Synopsis
夫と5歳の娘と暮らす菜織は、40歳を前に体の不調を感じつつ、
お箏教室に通うのを楽しみに日々暮らしていた。
福砂先生から、合奏相手として息子の爽良を紹介されると、
その眉目秀麗さにたじろぎながらも、息の合った演奏ができたことに充実感を得る。
そこへ青紫色の瞳の青年、パニがやって来る。
握手した瞬間、茶黒い三角の耳と鉄色の尻尾が見えると、
オミーマ王国に住む「プスム」だと爽良が教えてくれる。
パニが傍にいると体調が悪化する菜織。
それは子供の頃、彼に噛まれた傷が原因で、
プスムセラピストの力を持つ爽良が治療に協力してくれることに。
親身になってくれる姿に彼への信頼も次第に高まり、
菜織にとっては心地良いひとときになっていた。
一方、パニは傷跡への執着が強くなるばかりで、菜織の症状は順調に回復とはいかず……
爽良から最終手段を提案された菜織は断るものの、彼女は胸騒ぎを覚えるのだった。
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