Synopsis
「お嬢様。今朝、リーナから興味深い話を聞いたのですよ」と、アンが軽やかに語りかけた。 ステラは、手元のレース編みに悪戦苦闘しながら、眉間のしわを深めつつ顔を上げる。「なあに?どんな話なの?」 手元の絡まりかけた糸玉が、ゆるく揺れる。 「パン屋でのお話なんですが、白パンが“消える”というのです」 「消える?」 「はい。ある男性客が毎朝白パンを5個買っていくのですが、翌朝になると1つ足りないと苦情を言うそうです。毎日ですよ」 「ただの数え間違いじゃないの?」とステラが不思議そうに返す。 「それが、店主も数を確認して渡しているとか。それに、そんなことが続けば普通はそのお客様もお店を変えますよね?」 「確かにそうね…。奇妙ね」
白パンが消えると言い張る男性客と、店主の言い分。消えたパンの行方は?そして、その理由とは? 小さな小さな違和感が街の日常を少しずつ編み込み、不思議な謎を紡いでいく。
※ゆるふわっと設定です。
※世界観も史実ではなく、ファンタジーな世界の延長な感じです。
※若輩者です。生暖かく見ていただけましたら嬉しいです。
宜しくお願いいたします。(*・・)(*_ _)ペコリ
Serialization Info
Web Novel