Synopsis

深夜だというのに街の明かりで薄明るい夜空の下、オレンジ色の街灯に照らされた道をぼんやりと眺めながら走る。 中央分離帯の生垣にビニール袋が絡まっている。通り過ぎる車の風に煽られて、カサカサと音をたてて踊っていた。 まるで自分のようじゃあないかと、少し自虐的に笑ってしまう。 道の真ん中にありながら下らないしがらみに囚われて、何物にもなれずどこにも行けない。そんな自分に。 その夜、偶然出会った少女が、そんな生き方を一変させるとはその時の僕はちっとも予想していなかったんだ。

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Kakuyomu
Kakuyomu02/17/2024
  • Current死にたがりの君と何者にもなれない僕