Synopsis

私は、顔も名前も知らない男につけ回されていた。多分そいつは、巷で話題の通り魔殺人犯。「助けて」と全力で叫んだところで、残念ながらこの声は誰にも届きやしない。 ーーほんとは聞こえてるくせに  まるで自分が、姿の見えない幽霊にでもなってしまった気分だった。  もはやいよいよかと、全てを諦めかけた時。 「22時48分、殺人未遂の容疑で現行犯逮捕する!」  まるで、揺れる柳のように、静かな瞳だった。  この時助けてくれたおまわりさんこそ、柳 由良ーー後に、私の夫となる人である。

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Kakuyomu
Kakuyomu05/26/2025
  • CurrentPhantom Love