Synopsis
「ちょっと、あんた! これ、なんなのよ!」
「朝からなんだよ……」
ベッドの中で目をこすりながら声のほうを見やると、しかめっ面の妻が立っていた。手には一枚の小さな紙。まるで、水戸黄門の印籠のように突き出している。
あれは……そうか、スーツの内ポケットに入れていたのを見つけられたのか……。
「これ、レシートじゃないの!」
「とっといたんだよ……」
「これ! 飲み物を買ったんでしょ! ペットボトルはどうしたのよ!」
「もちろん、リサイクルボックスに入れたよ……」
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