Synopsis
王国屈指の名門、カリエンテ公爵家。
その唯一の継承者であるイザベル・カリエンテは、父の死後、公爵位を継ぎ、若き公爵として政務を担っていた。
そんな彼女のもとに、ある日突然、リシュアン侯爵家の嫡男・アーノルドが現れ、高らかに婚約破棄を宣言する。
「イザベル・カリエンテ公爵令嬢! 貴様との婚約を破棄する!」
――だが、イザベルにとって、それは寝耳に水の話だった。
「婚約? どこの令嬢とのことでしょうか? 私は、もう令嬢ではなく、公爵なのですけれど?」
さらに、婚約破棄の理由として挙げられたのは、まったく身に覚えのない"陰湿ないじめ"の疑惑。
しかし、イザベルは冷静にその主張を切り崩し、アーノルドと彼の取り巻きであるマリア・ブロンズ伯爵令嬢を追い詰めていく。
――そして、この婚約破棄劇は、リシュアン侯爵家の没落への序章に過ぎなかった。
王宮をも巻き込んだ権力争いの中で、イザベルは王国の真の支配者へと上り詰めていく。
彼女の前に立ちはだかる陰謀、策略、そして貴族社会のしがらみ――
すべてを打ち砕き、"完全なる勝者"となるまでの壮絶な物語が、今、幕を開ける。
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