Synopsis

おあいにく、あたしの婚約者は、あたしに「あいしてる」ということばを決して言ってはくれない、つめたいひとだった。 「はなさん、はなさん」 「なあに、誠志朗」  ご維新を経ておよそ五十年。美しく色鮮やかな品にあふれる大正時代の片隅にて、素直になれない男女がふたり。  病弱な身の箱入り娘・はなと彼女の年の離れた婚約者である男・誠志朗との、静謐なサナトリウムの一室で紡がれる、ひそやかで美しい恋のおはなし。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu03/20/2025
  • Current初恋語り