Synopsis

妖精が存在する世界。 人と妖精は住む世界こそ分けてはいるが、互いの繁栄の為に手を取り合って、日々の生活を営んでいた。 例えば花妖精。妖精は植物の成長を助け、人間は植物を育ててあげ、花精霊の食事となる「花雫」を提供する。 そんな二つの種族が共存している世界。 人間界と妖精界、基本的に生命の行き来は不可能だ。 もし、どちらかの世界に迷い込めばもう二度と帰っては来られないだろうといわれている。 咲きたての花妖精「椿」は事故で人間界に飛ばされた。 迷い妖精はこの世界で、観賞用とし捕獲され、自由を失う。 …人間界は妖精にとって、酷く生きにくい世界だった。 妖精界に帰れない椿は人間界をその身が朽ちるまで歩いてみることにした。 もしかしたら精霊界に戻る手段があるかもしれないと、信じながら。 天から響く鐘の音は、新たな命が芽吹く合図であり———同時に古き命が朽ちる合図。 これは椿と、彼女を拾い上げた八元咲樹の、咲き誇れる一週間のお話。

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Kakuyomu
Kakuyomu03/12/2025
  • Current枯れ逝く君と夜明けの鐘