Synopsis

顔面一千万点、性格二十点。 伯爵令嬢、レティシア・フォンディアは自分が『かわいい』ことに至上の価値を見出していた。 彼女はいつだって完璧だった。 周りの目が全てであり、自分のかわいらしさが何よりも大切だった。 見た目が可愛らしいだけではダメ、性格も、仕草も全て。 どれだけ同性に嫌われても、悪役令嬢として噂されても構わない。 自身が『かわいい』ことこそが最も重要であり、他には何もいらない。 そう、レティシアはルックスは抜群だが性格は最悪の悪役令嬢だったのだ。 そんなある日、顔見知りの令嬢から 「よくも私の婚約者を奪ったわねっ!」と 全くもって身に覚えのない話をされてしまう。 みんなの理想の『かわいい』私でいるために淑女を演じて、令嬢を落ち着かせたが。 聞く耳も持たずに、何度もしつこく責め立てる令嬢。 どうしてこんなにも、責められなければならないのだろう。 どいつもこいつも、私が何をしたっていうの? レティシアは限界だった。 その時、彼女の本性がむき出しになった。 今までの演技を捨て、本音を吐き出した。 だが、ふと冷静さを取り戻したその瞬間、視線の先にアナスタシス公爵令息が立っていることに気が付く。 彼がどうしてここにいるのか。 (あぁ、ついに本性バレちゃったのね。) 私の『かわいい』ところが好きなんでしょ?これでもう婚約は解消ね。 はいはい!さよなら、さよなら。 そう思っていたのに。 …どうして彼は私の手を離してくれないの?

Serialization Info

Web Novel

Service languages